一周回って、実店舗はいいぞ
あけましておめでとうございます。滑り込みギリセーフ謹賀新年。
巷のデパートやショッピングセンターはセールを開催しているところが多いかと思いますが、それに乗じて私もコートを1着買ってきました。
今回はそれをきっかけに、服の買い方について考えたことを書いていこうと思います。
店員さん、素材について語る
ZOZOTOWNで見つけて気になっていたコートがあり、ブランドを調べたら意外と近場に店舗があったので足を運んでみた。
運良くお店にその商品が残っており、近くにいた店員さんに声をかけて試着させてもらうことに。
通販で見ていた時には気づかなかったのだが、どうやらそのコートはウール100%だそうで。
羽織ってみたら思いのほか非常に軽く、それでいて軽さからは想像もつかないほど暖かった。
「ウール100%だと、そうでないものに比べてかなり暖かいんですよ。最近だとほとんど入っていないものなんかもありますけど……」
「ウールって古着でも50年前(と言っていたと思う)とかのものが残っていたりして、それだけ長持ちするんです」
「お手入れしながら着ていけば軽く5年くらいは使っていただけると思います」
そうか、素材か。肌に直接触れるものくらいしか気にしたことがなかったけど、ウールってそんな強みがあるのか。
店員さんがまずウールの暖かさについて説明したあと「めっちゃ語っちゃうんですけど……」と付け加えたのに対し、私が「いえいえ。むしろあまり(素材などの)知識がないのでありがたいです」と答えたからか、色々と教えてもらうことができた。
しまいには、「化学繊維と比べて燃えにくいので、少しくらい火が移ったりしても大丈夫なんです。自分を守ってくれるんです!」と言っていた。いや、どんな状況?(笑)
けど、ある程度火に強いというのも、元旦の出来事があったからこそ出てきた話だったのかもしれない。
実店舗だからこそ分かること
そんなこんなでコートを購入。
店員さんの話を聞きながら「営業上手いな〜」とも感じたが、乗せられたわけではなく、本当に良さそうだと目星をつけていた商品だったのでwin-win。
私にとっては、こういった思いがけない話が聞けたりするのも実店舗のメリットの一つだ。
以前はアパレルショップに入るのが苦手で通販で買うことが多かったのだが、友達と会ったついでに服屋巡りをするうちに慣れてきて、むしろ実店舗の方がメリットが多いかも?と思うようになった。
まず、実物を手に取ってみないと質感がわからない。思ったより生地が薄いとか、手触りとか、ツヤ感や透け感などの見え方とか。
重さもそうだ。特にアウターなんかは、色も形も好みなのに、着ているだけで肩が凝りそうな重さで普段使いには向かなかった、なんてこともあり得る。
それから、一番大事なサイズ感。通販でもモデルさんや店舗スタッフさんの着画はあるけれど、当たり前だが自分とは体型が違う。
さらに突っ込んだことを言えばPCやPDが違ったりもするので、自分が着てみるとまた見え方が変わってくる。
実店舗ではその辺りをしっかりチェックできるので、気になるアイテムがあったらお店へ足を運ぶようになったここ数年、買い物の成功率はかなり上がったように思う。
少なくとも、大失敗に終わることはなくなった。
お気に入りが増えていくのは気分が良い
決して通販が悪いということではなく、備忘録も兼ねて実店舗のメリットを書いてみた。
一見、効率化とは逆の発想のようだが、買い物の成功率が跳ね上がることを思えばかえってコスパは良いのかも?
それから、指先一つで注文するより何倍も手間をかけた分、買ったものに対して愛着が湧きやすいというのもあるかもしれない。
同じように吟味して買った服はいくつかあるが、今のところどれも自分の”相棒”のような気持ちで着ることができている。
手持ちの服を点検し、追加したい服を洗い出す → 通販サイトなどで候補を絞る → 実店舗で実物を見て試着する →購入(もしくは止める)
この方法で、これからもお気に入りの一着だけを集めていきたい。